2019年12月31日火曜日

マイルス・デイビス風に振り返る青江の2019年

今年も皆さま、お世話になりました。
年末恒例、一年振り返り自叙伝ブログ。
今年も帰省の新幹線の中で書いてまして、メモ帳からの貼り付けでフォントや字の大きさが安定しません(笑)

毎年、ジャズの帝王マイルス・デイビスの自叙伝風に一年の振り返りをしたためていますが(読んだことがない方、雰囲気はこちらをどうぞ)
帝王、風なので、敬称略、妙に上から目線はどうかお見逃しくださいませ。

バックナンバーはこちら。矢沢永吉風の「成り上がり」風の年もあります。
2016
2017
2018

というわけで、2019年編です。長いのでお時間ある時にどうぞ!









まあ、聞いてくれ。


2019年も岡山の実家で正月を過ごした。
やはりだんだんと町は変わっていくが、いつだってあの頃の情熱を思い出すことができるんだ。

1月からすぐに活動は始まったが、なんといっても2月のソロワンマン、そして
ユースムースのシングル「My Girl」のレコ発ツアーとイベントだ。

ツアーはコンドウと2人で、アコースティックの形態で回った。
この時初めて、一本のマイクスタンドから二股に分かれている、例のヤツを使い始めた。
ある夜、ふとエバリー・ブラザーズのハーモニーを研究していた時
やつらがそのスタイルで歌ったのを見たんだ。
マイクスタンドをそれぞれに立てるとどうしてもコンドウと距離が空いてしまうからな。
ヤツとのハーモニーをより良いものにするため、そうしたのさ。
距離が近い方がコンドウの声が聴き取りやすくなり、よりしっかりとハモれる。そうだろう?

ツアー初日の京都RAGはとんでもない盛り上がりだった。
観客や共演者は初めて見るそのスタイルに打ちのめされたみたいで
2人でやるアコースティックライブの大きな自信になった。
オレの喋りも絶好調で、何を言っても爆笑さ。まったく、まいったぜ。

翌日からはドラムのカナメが合流し、高松へ向かった。
カナメはフジタユウスケの現場で知り合ったが、まったくイカしたドラマーだ。
昨年、地元の愛知に帰ってしまっていたが、壮行会での約束通り
オレはヤツを誘い、そしてヤツは最高のビートでそれに応えたんだ。

高松ラフハウスのコンジョーともカナメは旧知の仲だったので
その夜のライブもとてつもなく盛り上がった。
リハでは見せなかったハーモニーやリックがカナメから飛び出し
オレもコンドウもプレイに熱が入ったのを覚えている。

その盛り上がりのまま、大阪歌う魚でのライブでもとんでもない演奏を披露した。
大阪はユースムースの結成の場所でもあるが、いつだって最高のライブができるのさ。

東京に戻ったオレはいったんバンドから離れ、初めてのソロアコースティックワンマンを
渋谷のひまわり広場で開催した。
ただのワンマンでは芸がないと思い、自分の作詞や作曲のメソッドを披露したりもした。
初めての試みだったが、オレの頭の中でどういうことが起こっているかを
少しは見せることができたと思うぜ。

一息つく間も無く、次は「My Girl」のレコ発イベントだ。
イベントにテーマを設けるため、メンバー2人で活動しているバンドを
集めた。
ライブの盛り上がりはもちろんだが、アンコールでオレとコンドウが2人で披露した
「浅草キッド」はその締めくくりにぴったりだった。
もちろん、例のマイクスタンドでだ。
客はもちろん、共演者たちからも大きな拍手が鳴り止まなかった。


ライブをペースダウンする事なく、4月はmatildaのレコーディングを少し手伝った。
ユースムースでベースを弾いているヨシミや、vojoのタケがやっているバンドだ。
フルアルバムを作るため、バンドはベーシックを2日でかなりの曲数を録音していた。
ボーカルのミュウの歌詞を手伝って欲しいとヨシミに言われ、オレは引き受けた。

録音1日目の夜、約10曲の歌詞をディレクションしたが
ミュウの集中力は凄まじいもので、オレの助言をどんどん吸収していき
歌詞を完璧なものに仕上げはじめた。
まったく、大したヤツだぜ。

そのすぐ後に、今度はユウスケのレコーディングを手伝った。
といっても演奏や作詞ではなく、ライブレコーディングの司会だ。
ヤツとその完璧なメンバーが客の目の前で作品を仕上げていくのを、オレはただ
呆然と見ていただけだったがな。とても貴重な体験だったと思うぜ。

5月は毎年恒例の吉祥寺音楽祭のステージやコンテストの司会だった。
ユースムースは駅前のステージで演奏したが、オレたちは一曲目に
タカダワタルの「生活の柄」を演奏した。
関わりの深いこの街への気持ちを表すのにぴったりだと思ったからさ。
長老のカトウが演奏後、とても嬉しそうだったのを覚えている。

コンテストのアフターライブもオレたちユースムースが仕切った。
いつのまにか途絶えていた伝統を蘇らせたんだ。
かつての受賞バンドを呼び、おれたちはマミーローズと一緒に
憂歌団の「お掃除おばちゃん」を演奏した。お掃除おばちゃんの格好で、だ。
まったく、笑ったぜ。

その頃に、下北沢でタテカワとキズヒコのイベントにソロで呼ばれた。
どちらも昔から知ってはいたが、向こうが先輩ということもあり、一緒になる機会はあまりなかった。
ある日、共演したタテカワに
「次のイベントテーマは女装だが、おまえはやれそうだな」
と聞かれたので
「ああ、嗜むぜ」
と答えてやったのさ。
イベントは盛り上がり、3人とも女装のままで固く握手を交わした。
ちょうどその頃、コンドウはシャローナのメンバーとリバプールにいたが
つくづくオレたちは幅の広いバンドだと思ったぜ。そうだろう?


そのままオレはそのイベントのゲストからレギュラーに昇格し
8月にはタテカワの作った朗読劇を一緒にやったりした。
キズヒコのキャプテンズ、フジタユウスケとのスリーマンライブもこの頃だ。

盆には2月以来のヤマダアキヨシのイベントで
京都にユースムースで行ったり、忙しい日々は続いていた。

実はその頃までオレは夜眠れなくなったり、滅茶苦茶に飲んだり食べたりしていた。
新曲「レインボー」の評価は上々だったが
8月のスリーマンの頃は、オレの体は不規則な暮らしで太りきってボロボロだった。
楽屋でユウスケの事務所の社長、タカタクと話が盛り上がり
その勢いのまま、オレはヤツとダイエット勝負をする事になった。


その事が大きなきっかけになり、オレは自炊をし、
ストロングでヤバい酒からは少し距離を置くようにした。
まだまだ問題を抱えていたが、少しだけ調子は上向きになっていると感じていた。
オレはなんとか力を振り絞り「ベビオーライ」「グッド・バイ」の2曲を書き終えた。
「ベビオーライ」は2009年にユースムース用に書きかけたままだった曲だ。
そして「グッド・バイ」は太宰の遺作にちなんだタイトルだが、これも2015年末に書き始め、ずっと未完のままだった。
偶然だが、太宰が玉川上水身を投げたのが39歳の誕生日の6日前、
オレが「グッド・バイ」を書き上げたのは同じ39歳になる14日前だった。
生き延びた、ってわけだ。そうだろう?


vojoでレコーディングをしたのもその頃だ。
場所は去年ユースムースで録音した吉祥寺ゴックサウンドだ。
アナログテープで録れる環境は、vojoのようなバンドにぴったりだったのさ。
オレたちは2曲を録音し、その出来にとても満足した。
オレは急激なダイエットがたたり高熱が出ていたが、それを感じさせない熱い歌を録ることができたのさ。

10月には、イクミと合同バースデーイベントを高田馬場ディグライトでやった。
彼女はたまたま生年月日がまったく同じで、一昨年も一緒にイベントを開催した。
ベースにヨシミ、そしてドラムにvojoのリーを誘い、最高のステージになった。
女装したまま爆音でシャンソンを演奏したから、客で来ていたYK
「完全に頭がおかしいと思った」と呟いていたな。
まったく、笑ったぜ。

その10月の末に事件が起こった。
定期的に出演していた下北沢ラプソディに出演した時だ。
サウンドチェックに間に合わず、遅れて到着したオレに主催者が
「ヘイ、さっきアオエの師匠ってやつが覗いていったぜ?」
オレはコンドウと顔を見合わせたが、きっと何かの間違いだと思い忘れる事にした。

オープンまで外で時間を潰して、ハコに戻った時、声を掛けられた。
そうだ、テツヤがそこにいた。
2015年にオレたちに全ての基本を叩き込んだヤツが、ビールを飲んでいた。
コンドウも同じく声を失っていたが、オレたちは覚悟を決めて演奏をした。
いつだって尊敬する人物に演奏を見られるのはバツが悪いものだ。そうだろう?
このオレでも、だ。
だが予想を裏切り、テツヤはオレたちをとても高く評価してくれた。
その時、2月のツアーで感じた2人の演奏の手応えを、改めて実感したんだ。

11月はヨシミが他の現場で予定が合わず、トヨキに穴を埋めてもらったが
ユースムースは相変わらず過去最高の状態だった。
ユウスケ、そしてFMAの2人とビートルズを2日間で40曲ほど演奏した時は
さすがのオレも疲れたがな。
だがイベント自体は最高で、久々のオレの前説の評価も上々だった。



12月に入ると少し余裕ができたが、変わらずライブは続いた。
弾き語りのライブ納めは、オープンの頃からよく出演していたひまわり広場だ。
練馬に新しく店を作って、こっちは年明けに閉めると店長のカワミチから聞いた。
少し寂しくも思うが、オレはどこでも最高の演奏をするだけだ。そうだろう?

年末には最後の大きな仕事があった。
タテカワ、キズヒコとのイベントで、今度はオレが朗読劇の脚本を書く事になっていたのさ。
ギリギリまでオレの演じるヒロイン「久保萌香」のキャラクターをつかめず苦労したが、
なんとか書き上げることができた。
前回の脚本を書いたタテカワも喜んでくれて、オレもミニスカートがしっくりきていた。
とても良いライブ納めになったぜ。



振り返ると、今年は精神的、体力的には万全と言えなかったが、なんとか乗り切ることができた。
40歳、そしてユースムースの結成20周年を目前に、何かが高まっているのを感じている。
だが、オレは無理をしないぜ。
ただ目の前の事をひとつずつやるだけさ。出来るだけ丁寧にな。
それしかできないし、それをやるべきなんだ。
来年そうやって過ごせたら、オレももう少しまともな人間になれるだろうよ。


じゃあ、またな。






2019年10月13日日曜日

ビートルズのAbbey Road関連のニュースとわたくし


こんばんは。青江です。
10月は怒涛のライブ数。どれもとても楽しくやらせてもらってます。
いつも応援ありがとうございます。

さてさて、11月2日、3日と怒涛のビートルズリスペクトイベント2デイズを
控えてますので、(イベントについてはこちらにも)
ビートルズに関するブログを書きたいなーと思っていたのですが
最近50周年記念盤の発表されたアルバム「Abbey Road」関連のこんなニュースが

http://amass.jp/125483/

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190915-00000001-rorock-musi

ビートルズが「アビイ・ロード」に続くアルバムを作ろうとしていた
という事実が発掘された録音によって明らかになったそうです。

「Abbey Road」といえば、横断歩道をメンバーが渡る印象的なジャケットで
世界中に無数のパロディが存在しているアルバムですが
ざっとその頃(ビートルズ後期、11月3日に演奏予定の時期ですね)のビートルズの流れを青江の主観を交えまくって説明しますと…


・歴史的名盤「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」発売。
可愛いマッシュルームカットのアイドルから、髭を蓄えたアーティスト4人組に

・ライブ活動を一切休止し、自分の手を離れてしまった4人について深く悩んでいたマネージャーのブライアン・エプスタイン、薬物の過剰摂取で死亡。

・今までなんだかんだとバンドを纏め、守っていたマネージャー不在でピンチ。メンバー4人で奮起しようとレコード会社「アップル」を作ったり自主映画「マジカル・ミステリー・ツアー」を作ったりするが、様々な綻びや躓きがビートルズのチームワークを徐々に蝕む。
ポール・マッカートニーがどんどんしゃしゃってくる。

・「ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム)」はメンバーそれぞれのやりたい曲を詰め込んだ結果、レコード2枚組の大ボリュームに。
一曲目「バック・イン・ザ・U.S.S.R」レコーディング中、ポールにドラムをダメ出しされまくったリンゴ・スターが一瞬バンドを脱退。
ジョン・レノン、オノヨーコに夢中。

・バラバラになっていくバンドにしゃしゃりがピークのポールが
 「このままじゃだめだ。もう一度原点に返ろう(Get Back)」
と提案。ライブツアーを見据えた新曲作り&リハーサルを開始。
ドキュメンタリー撮影も兼ねていたカメラの前で、ポールにギターをダメ出ししされまくったジョージ・ハリソンが一瞬バンドを脱退。
ジョン・レノン、オノヨーコに夢中。

・ツアー、新しいアルバムはお蔵入りに(後に整理され「レット・イット・ビー」に)
ポール、プロディーサーのジョージ・マーティンにニューアルバムのプロディースを打診。マーティンは
「4人仲良くやるならええで」と承諾。「アビイ・ロード」録音開始。
オノヨーコ、スタジオにベッドを持ち込んで寝転んでレコーディング(主にジョン)を眺める。
レコーディング中にジョージ・ハリソンがアンプの上に置いていたビスケットを食べ、めちゃめちゃキレられる。


みたいな流れだったので、「アビイ・ロード」は
ビートルズ4人が崩壊してゆくバンドとしての覚悟をもって
意図的に有終の美を飾った作品だと、長い間思われていたのです。
アルバム最後の曲が「THE END」ですしね。

で、ここからがニュースの内容なのですが
今回発掘されたのは、アビーロードリリース前のミーティングを録音したテープ。

ジョンが
「僕とポールとジョージでそれぞれ4曲ずつ書こう、リンゴが良ければ彼も2曲」
と提案、さらにはクリスマスシーズンを見越したシングル曲についても話をしていたというのは驚きです。

僕が味わい深いなあと思ったのは、やはりポールとジョージのやりとりで

I thought until this album that George’s songs weren’t that good(今回のアルバム「アビイ・ロード」を作るまで、ジョージの曲はそれほどいいと思ってなかった)

とポールが言えば

That’s a matter of taste. All down the line, people have liked my songs(好みの問題だろ、あらゆるファンは僕の曲を好きだって言ってくれてるよ)

とジョージが返すあたりですね。

アビイ・ロード」にはジョージの不朽の名作

something
here comes the sun
の2曲がありますが
どうでしょうか、このポールのブレない上から目線(笑)

これには青江が思うところの一つポイントがありまして
ビートルズの4人は全員同世代ですが同い年じゃなくて
日本で言うところの

高3 ジョン・レノン リンゴ・スター
高1 ポール・マッカートニー
中3 ジョージ・ハリソン

みたいな年齢関係なんですね

このミーティングが録音されたのが1969年9月8日
この段階でポール27歳、ジョージ26歳
世界を席巻したロックバンドといえども
10代の頃の1学年の差、それが及ぼす上下関係がとても大きいのが微笑ましいです。

実際の録音でもそれは表れていて
somethingのベースライン、これはポールの代表的なプレイの一つですが
この歌メロを食いかねない音数、メロディアスさ。
「ジョージの曲は頼りねえからなあ、俺がいいベースを弾いといてやらないと」
というポールの声が(想像ですが)聞こえるようです(笑)

ジョンに(ポールの2学年上)
マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー(ポールの曲)はめちゃめちゃ録り直しさせられたけど、いい曲だと思った事がない。他所のアーティストに提供すれば良かったのに」

と言われて
because I liked it(だって好きな曲だったんだもん)

と返すポールもいいですね。部室の会話みたいです(笑)


最後に、この新たな音源(僕は文字起こしされた1部しか読んでませんが)で一番グッとくるのは
ジョンがレコーダーのスイッチを押して最初に言ったらしい一言

Ringo – you can’t be here, but this is so you can hear what we’re discussing.(リンゴ、君は今日ここに来れないけど、僕らが何を話しあったかわかるようにしておくよ)

ですね。リンゴは腸の検査で病院に行ってて、このミーティングに参加できなかったそうなのです。
アビイ・ロードの次のアルバムがあり得たかどうかは別にどうでも良いんです。
そこそこ仲が悪い癖に、不思議なほどチームとしての動きを最優先している4人。
他人が立ち入ることのできない絆、といえば安っぽいですが
解散寸前のバンドとは思えないほど、互いへの思いやりが感じられます。


と、長くなりましたが
そんなビートルズへの熱い思いを表現するイベントがこちら


2019年11月2日(土)
FMAxYMAxYSK Presents ファブリーズトーク&ライブ 
「All You Need is FAB Vol.2 "1962〜1966"」
形式:バンド形式場所:吉祥寺・SCARAB
出演:ファブリーズ4men 女性プラス(Farmers' Market Ave. +ユースムースアヴェニュー+フジタユウスケ)
時間:OP18:00 / ST18:30
価格:前売3,000円 / 当日3,500円(各1ドリンク別)
予約:9/6 12時より以下の専用フォームにて予約開始。当日は受付番号順のご入場となります。
https://tiget.net/events/67431






2019年11月3日(日)
FMAxYMAxYSK Presents ファブリーズトーク&ライブ
「All You Need is FAB Vol.3 "1967〜1970"」
形式:バンド形式場所:吉祥寺・SCARAB出演:ファブリーズ4men 女性プラス(Farmers' Market Ave. +ユースムースアヴェニュー+フジタユウスケ)
時間:OP18:00 / ST18:30
価格:前売3,000円 / 当日3,500円(各1ドリンク別)
予約:9/6 12時より以下の専用フォームにて予約開始。当日は受付番号順のご入場となります。
https://tiget.net/events/67432








お待ちしております!そんなに広い会場ではないので
ご予約はお早めに!なにとぞ!

2019年9月6日金曜日

11月のAll You Need is FAB についての入り口的なやつ

こんにちは。青江です。

さて、本日から予約受付が始まりました
11月に吉祥寺SCARABにて2デイズにわたって開催されますイベント

2019年11月2日(土)
「All You Need is FAB Vol.2 "1962〜1966"」
2019年11月3日(日)
「All You Need is FAB Vol3 "1967〜1970"」

簡単に説明すると、ビートルズのキャリアをざっくり二つに分けた
トリビュート2デイズでございます。

メンバーはわれわれユースムースアヴェニューの青江、近藤
去年このイベントきっかけで仲良くなったFarmers' Market Ave.
そして長年のお友達フジタユウスケ

この3組に共通するルーツがビートルズで
それは様々な形でそれぞれの音楽に反映されてます。

普段はギタリストのユウスケ君がドラム、そして青江がベース
というレアな組み合わせも、回を重ねるごとに段々とバンド感が出てきたような気がします。

まだメンバーとの細かい打ち合わせは後日なのですが
今日はまず入り口として、青江視点で少しビートルズやイベントの事を説明したいと思います。

11月2日がビートルズ前期ベストアルバム通称「赤盤」
11月3日が後期ベストアルバム通称「青盤」
をそれぞれテーマにお送りします。

赤盤のジャケがこれ


 

青盤がこれ



この二枚の画像からわかるように
たった10年弱の活動期間とは思えないくらい
ビートルズは目まぐるしくファッションや顔つき、そして何より
音楽そのものが変化し続けたバンドなのです。

最近はyoutubeでオフィシャルに映像がアップされてる良い時代になりましたので
わかりやすそうなものをチョイスすると

赤盤の時代、つまり初期から中期にかけて
アイドル的なイメージから徐々にアーティストとしての存在感を世界に知らしめていくまでの頃







そして青盤、いわゆる中期から後期にかけて
ライブ活動を封印し、スタジオで実験を重ね
大衆の消費音楽だった(もちろんよい意味で)ロックンロールを後世に残る芸術まで高めた頃








こんな感じですかね。
ルックスの変化がわかりやすいものをチョイスしました(笑)

最後の「Something」のMV、これにはメンバーそれぞれの恋人が出演しているのですが
10代の頃からつるんでいたメンバー4人がそれぞれ大人として自立していく感じを象徴しているような気がします。

ビートルズについて語っていくとキリがない、でおなじみの僕ですので
今回はとりあえずこんなところで、ビートルズの歴史の大きな部分だけを把握して頂ければと思います。

ふまえて、どんなイベントになるかを青江なりに考えてみますと…


11月2日(土)の赤盤の日

ビートルズ自身も現役でバリバリとライブをしている頃の曲が多いので
シンプルに演奏とハーモニーを中心としつつ
あちこちに解説や青江のウンチクが挟み込まれる予感がします。

11月3日(日)の青盤の日

スタジオで綿密に音を重ねられた楽曲が多いので
その再現を試みたり、あえてシンプルに演奏してみたり
あちこちに解説や青江のウンチクが挟み込まれる予感がします。


というわけで、どちらの日も青江のウンチクが挟み込まれます(笑)
これは確実。



やっぱり僕個人としては、イベントを通してよりビートルズを好きになってほしいですね。
この2日間をきっかけに、ビートルズをこれまでとは違った聴き方をするきっかけになったり
逆にまったくのビギナーの方にも、入門編として楽しんでもらったり

それによって、我々3組それぞれの音楽もより深く楽しんでいただけるような気がします。

打ち合わせやリハの事、そしてビートルズの解説はまたこのブログで書いていきますね。


2日間両日はもちろん、興味がある日だけでもかまいません。
皆様のご予約をお待ちしております!




2019年11月2日(土)
FMAxYMAxYSK Presents ファブリーズトーク&ライブ 
「All You Need is FAB Vol.2 "1962〜1966"」
形式:バンド形式場所:吉祥寺・SCARAB
出演:ファブリーズ4men 女性プラス(Farmers' Market Ave. +ユースムースアヴェニュー+フジタユウスケ)
時間:OP18:00 / ST18:30
価格:前売3,000円 / 当日3,500円(各1ドリンク別)
予約:9/6 12時より以下の専用フォームにて予約開始。当日は受付番号順のご入場となります。
https://tiget.net/events/67431






2019年11月3日(日)
FMAxYMAxYSK Presents ファブリーズトーク&ライブ
「All You Need is FAB Vol.3 "1967〜1970"」
形式:バンド形式場所:吉祥寺・SCARAB出演:ファブリーズ4men 女性プラス(Farmers' Market Ave. +ユースムースアヴェニュー+フジタユウスケ)
時間:OP18:00 / ST18:30
価格:前売3,000円 / 当日3,500円(各1ドリンク別)
予約:9/6 12時より以下の専用フォームにて予約開始。当日は受付番号順のご入場となります。
https://tiget.net/events/67432









2019年9月4日水曜日

11月2日、3日にビートルズトリビュートイベントを再び


こんにちは。ここに書くのは久しぶりです。
パスワードの記憶が怪しく、無事ログインできてホッとしてます(笑)

さて本日、イベントが一つ告知解禁になりました。

こちらです↓



2019年11月2日(土)
FMAxYMAxYSK Presents ファブリーズトーク&ライブ 
「All You Need is FAB Vol.2 "1962〜1966"」
形式:バンド形式場所:吉祥寺・SCARAB
出演:ファブリーズ4men 女性プラス(Farmers' Market Ave. +ユースムースアヴェニュー+フジタユウスケ)
時間:OP18:00 / ST18:30
価格:前売3,000円 / 当日3,500円(各1ドリンク別)
予約:9/6 12時より以下の専用フォームにて予約開始。当日は受付番号順のご入場となります。
https://tiget.net/events/67431






2019年11月3日(日)
FMAxYMAxYSK Presents ファブリーズトーク&ライブ
「All You Need is FAB Vol.3 "1967〜1970"」
形式:バンド形式場所:吉祥寺・SCARAB出演:ファブリーズ4men 女性プラス(Farmers' Market Ave. +ユースムースアヴェニュー+フジタユウスケ)
時間:OP18:00 / ST18:30
価格:前売3,000円 / 当日3,500円(各1ドリンク別)
予約:9/6 12時より以下の専用フォームにて予約開始。当日は受付番号順のご入場となります。
https://tiget.net/events/67432








ユースムースの青江、近藤とFarmers' Market Ave.
そしてフジタユウスケ
この3組の共通のルーツであるビートルズを深く掘り下げながら演奏しまくろうというイベントです。

昨年、2018年11月以来の1年ぶりの開催。
しかも今回は2デイズです。

両日ともイメージとして僕のつくったクソコラ画像を使っていますが
11月2日がビートルズの前期ベスト盤の通称「赤盤」
11月3日が後期ベスト盤の通称「青盤」
をテーマにしてます。

僕は基本ポール・マッカートニー役でベースボーカル
そして普段はギタリストのフジタユウスケがリンゴ・スター役でドラムという
普段と違った楽器にトライしているのも見どころのひとつかと思います。

演奏曲はまだ絶賛打ち合わせ中ですが
去年演奏したレパートリーに加えて、色々曲目を増やすと思います。

ちなみに会場の吉祥寺SCARABは
以前にユウスケ君のMVを僕が作らせてもらった時のロケ地です(笑)




ご覧いただくとわかるように吉祥寺SCARABはライブバーでキャパも大きくないので
かなり臨場感溢れる感じでお届けできるのではと思います。
お席に限りもございます。
予約は詳細にある専用フォームにて9/6 12時から受付開始です。

青江としては、ビートルズ啓蒙イベントみたいな意気込みもありますので
こちらのブログかyoutubeのほうでもより楽しんで頂けるように
ビートルズ話をアップできたらなあと思います。

とりいそぎお知らせでした。なにとぞよろしくでございます。


2019年2月25日月曜日

いよいよ水曜日はユースムースレコ発ライブのわたくし


さきほどのソロワンマン御礼に続き連続投稿、もはやブロガーの域。青江です。

いよいよ27日水曜日は、ユースムースアヴェニューの東京レコ発ライブでございます。


■ 2019年2月27日(水)
■ 出演者:ユースムースアヴェニュー/Farmers' Market Ave. The606
■ 公演名:ユースムースアヴェニュー シングル「My Girl」レコ発イベント
     「It was ten years ago today」 
■ 開場 18:30/開演 19:00
■ 前売¥2,500/当日¥3,000(1ドリンク別途)
■ 予約:ユースムースアヴェニュー青江 aoesongs@yahoo.co.jp
■ 会場:吉祥寺Planet K(http://inter-planets.net/)


シングル「My Girl」は作詞が青江、作曲が近藤のいわゆる共作曲。



制作の経緯などなどはこちらのインタビュー動画をぜひ。



イベントタイトルを「It was ten years ago today」としてますが
一度ユースムースアヴェニューが解散したのが2009年2月28日
あれからもう10年なんですね。

10年…
再び近藤君とユースムースをやっている事もそうですし、
まさか一緒に曲を書くなんて。
あと何より、まあまあ仲良く2人でバンドをやれているなんて(笑)
この変化が
色々経て、お互いが面白おじさんになった結果だとすれば
年齢を重ねていくのもいいものだ、と思えます。

日本のビートルズにはなれなかったかも知れませんが
吉祥寺のキンクス、あたりならまだ狙っていけるんじゃないでしょうか。

27日、吉祥寺プラネットKでお待ちしてます。
ご予約お問い合わせはaoesongs@yahoo.co.jpまでお気軽に。
よろしくお願いします!





ソロアコースティックワンマンのお礼とわたくし


21日の青江ワンマン、無事に終了しました。
お越しくださった皆様、ありがとうございました!

もともとは吉祥寺界隈でバンド友達だった川道君が始めたライブハウス、
ひまわり広場で手をつなごうがめでたく5周年ということで
なんとそのまさに5年目のその日に、青江初のソロアコースティックワンマン。
恐縮してしまうほど、熱くありがたい文面のメールで川道君からオファーを頂き
よし、いっちょやってみるか!ということで
初ワンマンを実現する運びとなりました。


前後半でお届けしまして
もちろんけっこうな曲数を弾き語ったのですが

前半では僕の高校時代の恥ずかしい曲の歌詞をダメ出し、添削するという
セルフ公開処刑みたいな試みをしてみました。(笑)
前夜、大きめの画用紙に歌詞を書き出している時が最高につらかったです。


後半は簡単な楽譜を使って
普段僕がどのあたりにポイントを置いて曲を書こうとしているかを
簡単に説明…できなかったですね、すみません。
あちこちに散らかりまくって、最終的に着地できず
気づいたらAS〇Aの物まねをしていた、というありさまでした(笑)

このブログ、スパソン日記のタイトルはそもそも
「スーパーソングライター日記」の略なんですよね。自分でも忘れてましたが(笑)
音楽について語ることは難しいですね。

というわけで、初めてのソロアコースティックワンマン
せっかくなので色々過剰なほどにやってみたいな、という気持ちで
長時間やらせていただきました。
お付き合いくださった皆様に感謝です。

もちろん、歌もしっかり歌わせて頂きましたし
歌い方、技術的な部分にも色々気づいたことが今回もあって
今後のライブでさらに発揮できるように精進していきたいと思います。
ありがとうございました。

ひまわり広場、5周年おめでとう!












2019年2月18日月曜日

2月の関西ツアーとわたくし


今年はまめにブログを更新しようと誓ったものの、月間連載みたいな感じが
すでに立ち込めています。
こんにちは、愛され続けて38年。青江です。

先日のユースムースアヴェニュー2人旅ツアー
お越しくださった皆様、応援してくださった皆様、関係者皆様
お世話になりました。ありがとうございました!



去年末にレコーディングしたシングル「My Girl」を引っ提げての
青江、近藤の二人アコースティックツアー。
京都、高松、大阪と3ヵ所でしたが、どの日も濃密かつ充実でした。
去年、2018年秋にリズム隊入れた4人で大阪、高松で演奏してから4か月。
「また来ます!」の誓いを、我々にしては早めに実現できて良かったです。

ちょっと、振り返ります。


2月9日土曜日は京都RAG
昔から色々お世話になっている山田明義パイセンが
8日から11日まで4日間連続開催しているイベントの2日目。
当日、雪が降りそうな東京を新幹線こだまで出発し、
なんやかんや運転見合わせなどもありながらリハ時間ギリギリに京都到着。

お久しぶりの方、はじめましての方、スタッフ皆様
だんだんとRAGも京都のホームの一つになってきたような感じをおぼえつつライブ本番。

去年あたりから徐々に機会が増えた近藤君との2人アコースティックですが
このツアーから新しいマイクスタンドの形を導入。
いわゆるThe Everly Brothers的な、一本のマイクスタンドから
双頭にマイクが2本にょきっとなってるやつなんですけど
一本のマイクスタンドに寄り添う僕と近藤君の姿に
お客さんや共演の皆様から
「漫才師だ!」
と笑いが起こっていました(笑)
演奏や曲を色んな人に褒めて頂き、CDも購入頂き、
初の試みがいくつかあった初日でしたが、最高の滑り出しだったなあと
ホッとし、おいしいお酒を飲んだのでした。



2日目、2月10日の日曜は高松RUFFHOUSE
この日からドラマーのハットリカナメさんと合流。
カナメさんとはもともとフジタユウスケくんの現場でのご縁ですが
ユースムースに参加してもらうのはこれが初めて。

昨年末からカナメさんは東京から三重に引っ越されているのですが
「じゃあ関西ライブとか参加してもらいやすくなりますね!ぜひ今度一緒に!」
という昨年末の壮行会での約束(青江はベロベロ)が実現し、今回ご一緒させてもらう形となりました。

京都までカナメ号で迎えに来ていただき、そのまま高松へ。
お互いの近況や、いろんな思い出話をしている間にあっという間に到着。

遠距離打ち合わせしかしていないので、実際に演奏を合わせるのはこの日が初。
お互いにドキドキでしたが、音を出してみたら手ごたえバッチリ。
ドラムはもちろんですが、カナメさんの負担になるかなーと
そんなにお願いしてなかったコーラスパートもたくさん覚えてくれてて
そのライブに挑む姿勢に胸が熱くなりました。

本番中に急にハモッてくる箇所もあったり(笑)
僕も近藤君もそういう瞬間があるライブが何より好きなので
けっこうニヤニヤ顔を見合わせてましたね。
ラフハウスの音響も相変わらず素晴らしく
色々な要素が重なりあいながら、とても楽しく演奏することができました。
この感じがお客さんにも伝わってたら幸いです。

終演後はラフハウスのマスター、今城さんのノンストップミックス音源を聴きながら
またもや楽しいお酒を飲んだのでした。


2月11日、3日目にしてツアー最終日は大阪Live&kitchen【歌う魚】
以前は大阪酔夏男でお世話になりました森本君の新しいお店。

この日は出演者がほとんど関東からのツアーミュージシャンという
なかなか面白い組み合わせでしたが、我々は恐れ多くもトリをとらせて頂きました。
カナメさんとのコンビネーションも2日目にしてさらに良くなってて
3日間の締めくくりにふさわしい演奏になったと思います。

終演後、お客さんでいらしてた英語圏の国の方がCDを買ってくれて
渡すとき「It's Only Rock'n'Roll」と伝えたら微笑んでくれたので
最後に「(But I Like It)」と付け加えたら爆笑してくれました。
いつか海外の方にCD買ってもらえたら言いたかったセリフだったので満足です(笑)


打ち上げもそこそこに、4日連続イベント最終日の京都RAG打ち上げに
なだれこみ、明け方までしこたま飲みまして
翌日は二日酔いのまま、新幹線こだまで京都をあとにしたのでした。


と、こんな感じで短いながら今後のユースムースにとって色々と収穫のある旅でした。
まあ、いつだってツアーはミュージシャンにいろんなものをもたらしてくれるんですけどね。

改めて、皆様ありがとうございました。

また間を空けないうちに、関西へ行きますね。
今後ともよろしくお願いいたします。