2020年8月12日水曜日

8月25日にバンドでライブします


どうもこんばんは、青江でございます。

発表になりました、今月8月25日(火)に吉祥寺プラネットK(以下プラK)でライブをします!

久しぶりにバンド編成のユースムースアヴェニューで、しかもフジタユウスケ君と。


急遽決まった今回のイベント、どこから話せば良いだろうかと悩みましたが

このコロナ禍で我々がどんな活動をしていたか、この機会に振り返ってみても良いんじゃないかなということで

長くなりますが、どうかお付き合いくださいませ。


振り返ればバンド編成で最後にライブを行った日は3月3日。場所もプラKだったのですが

最初は4バンドでのイベント予定が、出演自粛が相次ぎ

蓋を開けてみれば僕らともう一つの2バンドでのイベントになってました。

あらら…と思いましたが、まあ状況的に仕方がないと思いましたし

「プラKもこれが長引くとやばいねえ、まあ僕らは声かけてくれたら普通に出るからまた誘ってよ」

なんてスタッフに言いながら、心配しつつ、しこたま飲んで帰ったわけです。


だんだんその辺りから色々と新型コロナについて詳しく報じられるようになり

世界中が大変だったわけですが音楽業界、特にライブ関係の人たちは大打撃

プラネットKもイベントがキャンセルになる事が増えてきていたようです。

そんな折、プラK統括ロンドンタナカ君がキャンセル日を自らワンマンライブで埋めると聞いたので、カメラ抱えて遊びに行きこんな動画を作りました。

今見ると、あの頃の現場の雰囲気を捕えていて、我ながら良い映像だと思います。


その3月末、31日くらいだったかな?

「4/4土曜日のイベントがキャンセルで飛んでしまいました。急だけど、音が鳴らない日を作りたくないのでユースムースで何かやってもらえませんか?」

とプラKから声をかけられました。

「声かけてくれたら普通にでるからまた誘ってよ」

とは言ったものの、1週間きってるじゃないか(笑)と大慌てで準備をしたのが

ユースムースアヴェニュー結成20周年記念ふたりアコースティックワンマン「星空のソーシャル・ディスタンス」



3月末くらいからどこもお客さんを入れてのライブは出来ない感じになりつつあったので、我々初の配信ライブになりました。

僕らは今年結成20周年だったので、懐かしい曲をたくさん引っ張り出しつつなんとか楽しくライブ終了。


その前から5、6、7月それぞれ自主企画イベント用にプラKを仮押さえしてたんですけど

「この状況は続きそうだなあ、まあ配信に切り替えればいいから僕らはキャンセルしないよ。7月くらいになれば、なんとかお客さんを入れられるようになってればいいねえ」

みたいな事を言いながら、しこたま飲んで帰ったわけです。



その頃、長年の付き合いの音楽友達フジタユウスケ君、その事務所社長のタカタクさんは

ysk music labo.」と名付けたプロジェクトで

内容はもちろん、より良い音や映像の追及をいち早く自主的に始めていて

青江もZOOMで配信ライブのあり方や今後について語り合ったり、labo.の無料配信に呼んでもらったりと、ユウスケチームと情報交換をするようになりました。


他にも友達やネットで得た情報をプラKに共有したり、自分でもツイキャスで配信をしてみたりとより実践に落とし込んでいく作業が始まりました。

そういったノウハウを僕らなりに活かしながら

5月には残念ながら中止になってしまった吉祥寺音楽祭吉音コンテストのアフターライブを


6月には友達のバンド、同じく20周年の「芥」の二人を迎えて



そして、「ysk music labo.」にて配信されたユウスケ君のバーズデーライブに

パリピ役として呼んでもらいはちゃめちゃな格好で出演し、沢山のはちゃめちゃな映像を提供したり





そして7月には再びプラKにて、ユウスケ君配信を引きずり前半まるっとお爺さんに扮して歌いつつ、元プラK店長福原さんとの思い出話インタビューをVTRで挟み込んだりしながら



まあつまりは、以前より忙しくしてました(笑)





はい、ここから今回のイベントの話です。お待たせしました。

そんな風に我々が忙しくしている間も、僕にはライブハウスを取り巻く状況は悪くなる一方に見えました。

実際に閉店のニュースもちらほら見かけるようになりましたね。

その一方で、色々気を付けながらのいわゆる「新しい生活様式」を取り入れた暮らしは

定着しつつあり、週末の吉祥寺はほとんど今年の2月と変らない人の多さになっていると感じています。

あ、政治的な話や今の社会にもの申したりするつもりはないのでご安心ください(笑)

僕も気を付けながらですが普通に外に出かけたり、飲みに行ったりします。


ただ


「事態が落ち着いたら、前みたいにライブハウスでお客さん入れて、バンドでやろうね」

というミュージシャンのささやかな願いが叶うのは、まだまだ先だなあ、

事態が落ち着いた頃、はたしてどれだけのライブハウスが生き残れているのだろうかと思う事が多くなりました。

で、先月末にプラKから

「ユースムースアヴェニューとフジタユウスケのツーマンバンドライブを観たい」

と、タカタクさんのブログの表現を借りるならば「強く要請を」頂いたわけです。


ユースムースアヴェニューのボーカルとして上京してはや16年

東京で初めて年越しカウントダウンライブをしたのはプラKでした

東京で初めて自主企画イベントを開催したのはプラKでした

東京で初めてバンド仲間ができたのはプラKでした

東京で初めてバンド解散ライブをしたのはプラKでした

東京で初めて女装して歌ったのはプラKでした

東京で初めてソロバンドワンマンライブをしたのはプラKでした

東京で初めてバンド復活ライブをしたのはプラKでした


そして、フジタユウスケ君がやっていたバンド「Ride On Baby」と

出会ったのもプラKでした

色々とイベントで共演したり

ユウスケ君のソロ初ライブを先輩面してニヤニヤ見たり

ユウスケ君のプラKワンマンライブでおもしろ前説をレギュラーで務めたり

見に行っただけなのに打ち上げで乾杯の音頭をとったり


こうやって書き出してみても、ユウスケチームとの、ちょっと驚くくらい沢山の思い出がプラKにはあります。


これは、もうこのタイミングだなということで

「事態が落ち着いたら、前みたいにライブハウスでお客さん入れて、バンドでやろうね」

というささやかな願いを、今できる精一杯の形で叶えさせて頂く事にしました。

さらにこの日ための楽曲をユウスケ君と制作中でして、

なんとか無事披露するためやり取りを重ねております。


色々ご意見や心配もあるかと思いますが、感染拡大防止を徹底しつつ

楽しんでもらえるイベントにしたいと思っています。

僕では言葉足らずな部分もあるかと思いますので、

今回も色々力を貸して頂いてるタカタクさんの

フジタユウスケ スタッフブログをぜひご一読ください。

チケットの発売は会場、オンラインともに8/13 12時より詳細にライブ詳細あるURLより受付します。

ではでは、何卒よろしくお願いします。


2020年8月25日(火)

プラKソーシャル夏祭り「このご時世、ライブハウスも今後どうなっちゃうかわからないので後悔しないように『そうだ、バンドでライブやろう。』」
場所:吉祥寺・プラネットK(会場限定動員及びツイキャスプレミア配信)
出演:フジタユウスケ / ユースムースアヴェニュー
時間:OP19:00 / ST19:30
価格:券種は2種類ございます。
会場チケット・前売4,000円(30名限定・1ドリンク別)
オンラインチケット・2,500円(各自ドリンク準備推奨)
予約:8/13 12時より、各チケット以下の方法にて予約開始。

会場チケット・前日までにこちらのフォームよりお申し込みください。(当日券はございません)お申し込みの際にご連絡先を記載していただく必要がございます。当日、体調の優れない方は御来場を御遠慮ください。また、会場で検温を実施します。マスクは必ずご着用ください。当日は物販販売はございますが、アーティスト達によるサインや握手などの対応はございませんのでご了承ください。
https://tiget.net/events/100639

オンラインチケット・以下のプレミア配信チケットを事前にご購入ください。お支払いは、クレジットカード、ネット銀行、ペイジー、コンビニ支払い、Amazon Payに対応しています。ライブは生放送のほか、放送終了後2週間視聴できます。
https://twitcasting.tv/nineuplive1/shopcart/19651

2020年3月21日土曜日

ロンドンタナカに密着しました(それと自分のライブ告知)


新型コロナ、えらいことになってますね。
先ほどブログに書いたように岡山ライブが延期になってしまいました。


主催者やライブハウスが中止にしない限りは、決まっているライブはやるつもりです。

しかし、自粛やキャンセルを選択せざるを得なかったライブハウス、イベンター、バンドマンなどなどを責める気持ちは全くないです。
仕方がないと思います。色々大変だもの。

そして日ごろライブに来てくれるお客さんも、自身の体調はもちろん
ご家族の事で心配になったりするのは無理もないことだと思います。
まずはご自身の健康を大事に、青江やユースムースのライブは落ち着いたらでいいですよ
という気持ちです。個人的に青江はそう思ってます。



で、吉祥寺プラネットKの話になるんですけど
僕がバンドやソロやら司会やらでいつもお世話になってるライブハウスですね。

そこで働いているロンドンタナカ、という友人がいるのですが
プラKの統括という、いまいちピンとこない(笑)役職名で
バンドのブッキングやイベント作りに日々奔走しているナイスガイです。

彼は「アラウンドザ天竺」という音の大きいバンドの
ボーカルもやってますので、プラネットKに出演している若手バンドマンには
頼れる先輩として、そして僕のような老いかけの人間には爽やかな後輩として、
今やなくてはならない存在です。

ちなみに、プラネットKにはゴー君という店長が別にいまして
彼もまた「THE GOD LIKE CHORD」という音の大きいバンドでギターを弾いている
ナイスガイです。

今はこの2トップ体制で、とても熱く爽やかに、いい感じにプラKで奮闘してます。
他のスタッフも優しい人たちばかりです。

最近の新型コロナの諸々でライブハウスは(というか業界問わず世界中が、ですが)どこも大変そうですが
青江が日ごろお世話になっている吉祥寺プラネットKも例外ではなく、色々自粛やキャンセルでライブイベントが無くなったり延期になったりしているみたいです。

そんなこんなで穴の空いてしまったプラネットKのスケジュールを
統括ロンドンタナカが自らワンマンライブで埋めるという話を聞きつけて
カメラ片手に密着してきました。

特に何かに結論を出そうとか、シリアスなものではないです。
友達が頑張ってたので、その記録です。
ギリギリ見やすい長さにまとめたつもりなので、見てもらえたら嬉しいです。



今日もあちこちの現場で沢山の人たちが身を削って今の状況に立ち向かわれていると思います。
僕に出来ることといえば、手洗いうがい…あとはお尻を拭くのを我慢するくらいですが
粛々と音楽を作ったりライブをしたりしていこうと思います。
何卒よろしくお願いします。



【次回青江ライブ】

2020年4月5日(日)

下北沢ERA
「ミュージックアワーGOLD」vol.2

開場 19:00  開演19:30
料金 2500円(1ドリンク代別)

出演
女たち feat.青江好祐
羅刹ガットウィズム
Karma.
齋藤キミヒサバンド





このイベント、主催のサイトウ君と飲んだ時に
「女たちで出てよー」
という話になり、たまたまそこにメンバーも何人かいたため
勢いで決まりました(笑)
2015年に青江が脱退して活動が止まったままだったので
今回はfeat.表記にしてます。ややこしくてすみません(笑)

ご予約、お問い合わせはaoesongs@yahoo.co.jpまでお気軽に
TwitterのaoesongsのほうにDMでも大丈夫です。
ご無理のない範囲で、よろしくお願いします。








4月2日の岡山ライブの公演延期について


お世話になっております、青江です。

先ほどTwitterなどなどで先にお知らせさせて頂きましたが
4月2日にユースムースの青江近藤二人で出演を
予定してました岡山の小麦cafeさんでのライブが延期になりました。

最近よく共演させてもらってるゼーゼーハーハーのボーカル、玉梶君に
声をかけてもらって決まったライブでしたが、
最近の新型コロナの感染拡大をうけて、小麦cafeさんのほうで安全面を考慮した結果
残念ながら今回は延期という判断になりました。

玉梶君、登山さんとの共演ももちろんですが
久々の故郷岡山でのライブだったので残念です。
楽しみにしてくれてた人には申し訳ないですが、小麦cafeさん側も苦渋の決断ですので
何卒ご理解いただけると幸いです。

僕は玉梶君づてに連絡をさせてもらってたのですが
またぜひこの3マンを!と思っていただいているそうですので
また日程が決まったらお知らせしますね。
よろしくお願いします。
早くこの事態が収まって、みんなが安心してライブを楽しめる日々が来ることを青江も祈っております。






今日はもう一個ブログ書きます。


2019年12月31日火曜日

マイルス・デイビス風に振り返る青江の2019年

今年も皆さま、お世話になりました。
年末恒例、一年振り返り自叙伝ブログ。
今年も帰省の新幹線の中で書いてまして、メモ帳からの貼り付けでフォントや字の大きさが安定しません(笑)

毎年、ジャズの帝王マイルス・デイビスの自叙伝風に一年の振り返りをしたためていますが(読んだことがない方、雰囲気はこちらをどうぞ)
帝王、風なので、敬称略、妙に上から目線はどうかお見逃しくださいませ。

バックナンバーはこちら。矢沢永吉風の「成り上がり」風の年もあります。
2016
2017
2018

というわけで、2019年編です。長いのでお時間ある時にどうぞ!









まあ、聞いてくれ。


2019年も岡山の実家で正月を過ごした。
やはりだんだんと町は変わっていくが、いつだってあの頃の情熱を思い出すことができるんだ。

1月からすぐに活動は始まったが、なんといっても2月のソロワンマン、そして
ユースムースのシングル「My Girl」のレコ発ツアーとイベントだ。

ツアーはコンドウと2人で、アコースティックの形態で回った。
この時初めて、一本のマイクスタンドから二股に分かれている、例のヤツを使い始めた。
ある夜、ふとエバリー・ブラザーズのハーモニーを研究していた時
やつらがそのスタイルで歌ったのを見たんだ。
マイクスタンドをそれぞれに立てるとどうしてもコンドウと距離が空いてしまうからな。
ヤツとのハーモニーをより良いものにするため、そうしたのさ。
距離が近い方がコンドウの声が聴き取りやすくなり、よりしっかりとハモれる。そうだろう?

ツアー初日の京都RAGはとんでもない盛り上がりだった。
観客や共演者は初めて見るそのスタイルに打ちのめされたみたいで
2人でやるアコースティックライブの大きな自信になった。
オレの喋りも絶好調で、何を言っても爆笑さ。まったく、まいったぜ。

翌日からはドラムのカナメが合流し、高松へ向かった。
カナメはフジタユウスケの現場で知り合ったが、まったくイカしたドラマーだ。
昨年、地元の愛知に帰ってしまっていたが、壮行会での約束通り
オレはヤツを誘い、そしてヤツは最高のビートでそれに応えたんだ。

高松ラフハウスのコンジョーともカナメは旧知の仲だったので
その夜のライブもとてつもなく盛り上がった。
リハでは見せなかったハーモニーやリックがカナメから飛び出し
オレもコンドウもプレイに熱が入ったのを覚えている。

その盛り上がりのまま、大阪歌う魚でのライブでもとんでもない演奏を披露した。
大阪はユースムースの結成の場所でもあるが、いつだって最高のライブができるのさ。

東京に戻ったオレはいったんバンドから離れ、初めてのソロアコースティックワンマンを
渋谷のひまわり広場で開催した。
ただのワンマンでは芸がないと思い、自分の作詞や作曲のメソッドを披露したりもした。
初めての試みだったが、オレの頭の中でどういうことが起こっているかを
少しは見せることができたと思うぜ。

一息つく間も無く、次は「My Girl」のレコ発イベントだ。
イベントにテーマを設けるため、メンバー2人で活動しているバンドを
集めた。
ライブの盛り上がりはもちろんだが、アンコールでオレとコンドウが2人で披露した
「浅草キッド」はその締めくくりにぴったりだった。
もちろん、例のマイクスタンドでだ。
客はもちろん、共演者たちからも大きな拍手が鳴り止まなかった。


ライブをペースダウンする事なく、4月はmatildaのレコーディングを少し手伝った。
ユースムースでベースを弾いているヨシミや、vojoのタケがやっているバンドだ。
フルアルバムを作るため、バンドはベーシックを2日でかなりの曲数を録音していた。
ボーカルのミュウの歌詞を手伝って欲しいとヨシミに言われ、オレは引き受けた。

録音1日目の夜、約10曲の歌詞をディレクションしたが
ミュウの集中力は凄まじいもので、オレの助言をどんどん吸収していき
歌詞を完璧なものに仕上げはじめた。
まったく、大したヤツだぜ。

そのすぐ後に、今度はユウスケのレコーディングを手伝った。
といっても演奏や作詞ではなく、ライブレコーディングの司会だ。
ヤツとその完璧なメンバーが客の目の前で作品を仕上げていくのを、オレはただ
呆然と見ていただけだったがな。とても貴重な体験だったと思うぜ。

5月は毎年恒例の吉祥寺音楽祭のステージやコンテストの司会だった。
ユースムースは駅前のステージで演奏したが、オレたちは一曲目に
タカダワタルの「生活の柄」を演奏した。
関わりの深いこの街への気持ちを表すのにぴったりだと思ったからさ。
長老のカトウが演奏後、とても嬉しそうだったのを覚えている。

コンテストのアフターライブもオレたちユースムースが仕切った。
いつのまにか途絶えていた伝統を蘇らせたんだ。
かつての受賞バンドを呼び、おれたちはマミーローズと一緒に
憂歌団の「お掃除おばちゃん」を演奏した。お掃除おばちゃんの格好で、だ。
まったく、笑ったぜ。

その頃に、下北沢でタテカワとキズヒコのイベントにソロで呼ばれた。
どちらも昔から知ってはいたが、向こうが先輩ということもあり、一緒になる機会はあまりなかった。
ある日、共演したタテカワに
「次のイベントテーマは女装だが、おまえはやれそうだな」
と聞かれたので
「ああ、嗜むぜ」
と答えてやったのさ。
イベントは盛り上がり、3人とも女装のままで固く握手を交わした。
ちょうどその頃、コンドウはシャローナのメンバーとリバプールにいたが
つくづくオレたちは幅の広いバンドだと思ったぜ。そうだろう?


そのままオレはそのイベントのゲストからレギュラーに昇格し
8月にはタテカワの作った朗読劇を一緒にやったりした。
キズヒコのキャプテンズ、フジタユウスケとのスリーマンライブもこの頃だ。

盆には2月以来のヤマダアキヨシのイベントで
京都にユースムースで行ったり、忙しい日々は続いていた。

実はその頃までオレは夜眠れなくなったり、滅茶苦茶に飲んだり食べたりしていた。
新曲「レインボー」の評価は上々だったが
8月のスリーマンの頃は、オレの体は不規則な暮らしで太りきってボロボロだった。
楽屋でユウスケの事務所の社長、タカタクと話が盛り上がり
その勢いのまま、オレはヤツとダイエット勝負をする事になった。


その事が大きなきっかけになり、オレは自炊をし、
ストロングでヤバい酒からは少し距離を置くようにした。
まだまだ問題を抱えていたが、少しだけ調子は上向きになっていると感じていた。
オレはなんとか力を振り絞り「ベビオーライ」「グッド・バイ」の2曲を書き終えた。
「ベビオーライ」は2009年にユースムース用に書きかけたままだった曲だ。
そして「グッド・バイ」は太宰の遺作にちなんだタイトルだが、これも2015年末に書き始め、ずっと未完のままだった。
偶然だが、太宰が玉川上水身を投げたのが39歳の誕生日の6日前、
オレが「グッド・バイ」を書き上げたのは同じ39歳になる14日前だった。
生き延びた、ってわけだ。そうだろう?


vojoでレコーディングをしたのもその頃だ。
場所は去年ユースムースで録音した吉祥寺ゴックサウンドだ。
アナログテープで録れる環境は、vojoのようなバンドにぴったりだったのさ。
オレたちは2曲を録音し、その出来にとても満足した。
オレは急激なダイエットがたたり高熱が出ていたが、それを感じさせない熱い歌を録ることができたのさ。

10月には、イクミと合同バースデーイベントを高田馬場ディグライトでやった。
彼女はたまたま生年月日がまったく同じで、一昨年も一緒にイベントを開催した。
ベースにヨシミ、そしてドラムにvojoのリーを誘い、最高のステージになった。
女装したまま爆音でシャンソンを演奏したから、客で来ていたYK
「完全に頭がおかしいと思った」と呟いていたな。
まったく、笑ったぜ。

その10月の末に事件が起こった。
定期的に出演していた下北沢ラプソディに出演した時だ。
サウンドチェックに間に合わず、遅れて到着したオレに主催者が
「ヘイ、さっきアオエの師匠ってやつが覗いていったぜ?」
オレはコンドウと顔を見合わせたが、きっと何かの間違いだと思い忘れる事にした。

オープンまで外で時間を潰して、ハコに戻った時、声を掛けられた。
そうだ、テツヤがそこにいた。
2015年にオレたちに全ての基本を叩き込んだヤツが、ビールを飲んでいた。
コンドウも同じく声を失っていたが、オレたちは覚悟を決めて演奏をした。
いつだって尊敬する人物に演奏を見られるのはバツが悪いものだ。そうだろう?
このオレでも、だ。
だが予想を裏切り、テツヤはオレたちをとても高く評価してくれた。
その時、2月のツアーで感じた2人の演奏の手応えを、改めて実感したんだ。

11月はヨシミが他の現場で予定が合わず、トヨキに穴を埋めてもらったが
ユースムースは相変わらず過去最高の状態だった。
ユウスケ、そしてFMAの2人とビートルズを2日間で40曲ほど演奏した時は
さすがのオレも疲れたがな。
だがイベント自体は最高で、久々のオレの前説の評価も上々だった。



12月に入ると少し余裕ができたが、変わらずライブは続いた。
弾き語りのライブ納めは、オープンの頃からよく出演していたひまわり広場だ。
練馬に新しく店を作って、こっちは年明けに閉めると店長のカワミチから聞いた。
少し寂しくも思うが、オレはどこでも最高の演奏をするだけだ。そうだろう?

年末には最後の大きな仕事があった。
タテカワ、キズヒコとのイベントで、今度はオレが朗読劇の脚本を書く事になっていたのさ。
ギリギリまでオレの演じるヒロイン「久保萌香」のキャラクターをつかめず苦労したが、
なんとか書き上げることができた。
前回の脚本を書いたタテカワも喜んでくれて、オレもミニスカートがしっくりきていた。
とても良いライブ納めになったぜ。



振り返ると、今年は精神的、体力的には万全と言えなかったが、なんとか乗り切ることができた。
40歳、そしてユースムースの結成20周年を目前に、何かが高まっているのを感じている。
だが、オレは無理をしないぜ。
ただ目の前の事をひとつずつやるだけさ。出来るだけ丁寧にな。
それしかできないし、それをやるべきなんだ。
来年そうやって過ごせたら、オレももう少しまともな人間になれるだろうよ。


じゃあ、またな。






2019年10月13日日曜日

ビートルズのAbbey Road関連のニュースとわたくし


こんばんは。青江です。
10月は怒涛のライブ数。どれもとても楽しくやらせてもらってます。
いつも応援ありがとうございます。

さてさて、11月2日、3日と怒涛のビートルズリスペクトイベント2デイズを
控えてますので、(イベントについてはこちらにも)
ビートルズに関するブログを書きたいなーと思っていたのですが
最近50周年記念盤の発表されたアルバム「Abbey Road」関連のこんなニュースが

http://amass.jp/125483/

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190915-00000001-rorock-musi

ビートルズが「アビイ・ロード」に続くアルバムを作ろうとしていた
という事実が発掘された録音によって明らかになったそうです。

「Abbey Road」といえば、横断歩道をメンバーが渡る印象的なジャケットで
世界中に無数のパロディが存在しているアルバムですが
ざっとその頃(ビートルズ後期、11月3日に演奏予定の時期ですね)のビートルズの流れを青江の主観を交えまくって説明しますと…


・歴史的名盤「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」発売。
可愛いマッシュルームカットのアイドルから、髭を蓄えたアーティスト4人組に

・ライブ活動を一切休止し、自分の手を離れてしまった4人について深く悩んでいたマネージャーのブライアン・エプスタイン、薬物の過剰摂取で死亡。

・今までなんだかんだとバンドを纏め、守っていたマネージャー不在でピンチ。メンバー4人で奮起しようとレコード会社「アップル」を作ったり自主映画「マジカル・ミステリー・ツアー」を作ったりするが、様々な綻びや躓きがビートルズのチームワークを徐々に蝕む。
ポール・マッカートニーがどんどんしゃしゃってくる。

・「ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム)」はメンバーそれぞれのやりたい曲を詰め込んだ結果、レコード2枚組の大ボリュームに。
一曲目「バック・イン・ザ・U.S.S.R」レコーディング中、ポールにドラムをダメ出しされまくったリンゴ・スターが一瞬バンドを脱退。
ジョン・レノン、オノヨーコに夢中。

・バラバラになっていくバンドにしゃしゃりがピークのポールが
 「このままじゃだめだ。もう一度原点に返ろう(Get Back)」
と提案。ライブツアーを見据えた新曲作り&リハーサルを開始。
ドキュメンタリー撮影も兼ねていたカメラの前で、ポールにギターをダメ出ししされまくったジョージ・ハリソンが一瞬バンドを脱退。
ジョン・レノン、オノヨーコに夢中。

・ツアー、新しいアルバムはお蔵入りに(後に整理され「レット・イット・ビー」に)
ポール、プロディーサーのジョージ・マーティンにニューアルバムのプロディースを打診。マーティンは
「4人仲良くやるならええで」と承諾。「アビイ・ロード」録音開始。
オノヨーコ、スタジオにベッドを持ち込んで寝転んでレコーディング(主にジョン)を眺める。
レコーディング中にジョージ・ハリソンがアンプの上に置いていたビスケットを食べ、めちゃめちゃキレられる。


みたいな流れだったので、「アビイ・ロード」は
ビートルズ4人が崩壊してゆくバンドとしての覚悟をもって
意図的に有終の美を飾った作品だと、長い間思われていたのです。
アルバム最後の曲が「THE END」ですしね。

で、ここからがニュースの内容なのですが
今回発掘されたのは、アビーロードリリース前のミーティングを録音したテープ。

ジョンが
「僕とポールとジョージでそれぞれ4曲ずつ書こう、リンゴが良ければ彼も2曲」
と提案、さらにはクリスマスシーズンを見越したシングル曲についても話をしていたというのは驚きです。

僕が味わい深いなあと思ったのは、やはりポールとジョージのやりとりで

I thought until this album that George’s songs weren’t that good(今回のアルバム「アビイ・ロード」を作るまで、ジョージの曲はそれほどいいと思ってなかった)

とポールが言えば

That’s a matter of taste. All down the line, people have liked my songs(好みの問題だろ、あらゆるファンは僕の曲を好きだって言ってくれてるよ)

とジョージが返すあたりですね。

アビイ・ロード」にはジョージの不朽の名作

something
here comes the sun
の2曲がありますが
どうでしょうか、このポールのブレない上から目線(笑)

これには青江が思うところの一つポイントがありまして
ビートルズの4人は全員同世代ですが同い年じゃなくて
日本で言うところの

高3 ジョン・レノン リンゴ・スター
高1 ポール・マッカートニー
中3 ジョージ・ハリソン

みたいな年齢関係なんですね

このミーティングが録音されたのが1969年9月8日
この段階でポール27歳、ジョージ26歳
世界を席巻したロックバンドといえども
10代の頃の1学年の差、それが及ぼす上下関係がとても大きいのが微笑ましいです。

実際の録音でもそれは表れていて
somethingのベースライン、これはポールの代表的なプレイの一つですが
この歌メロを食いかねない音数、メロディアスさ。
「ジョージの曲は頼りねえからなあ、俺がいいベースを弾いといてやらないと」
というポールの声が(想像ですが)聞こえるようです(笑)

ジョンに(ポールの2学年上)
マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー(ポールの曲)はめちゃめちゃ録り直しさせられたけど、いい曲だと思った事がない。他所のアーティストに提供すれば良かったのに」

と言われて
because I liked it(だって好きな曲だったんだもん)

と返すポールもいいですね。部室の会話みたいです(笑)


最後に、この新たな音源(僕は文字起こしされた1部しか読んでませんが)で一番グッとくるのは
ジョンがレコーダーのスイッチを押して最初に言ったらしい一言

Ringo – you can’t be here, but this is so you can hear what we’re discussing.(リンゴ、君は今日ここに来れないけど、僕らが何を話しあったかわかるようにしておくよ)

ですね。リンゴは腸の検査で病院に行ってて、このミーティングに参加できなかったそうなのです。
アビイ・ロードの次のアルバムがあり得たかどうかは別にどうでも良いんです。
そこそこ仲が悪い癖に、不思議なほどチームとしての動きを最優先している4人。
他人が立ち入ることのできない絆、といえば安っぽいですが
解散寸前のバンドとは思えないほど、互いへの思いやりが感じられます。


と、長くなりましたが
そんなビートルズへの熱い思いを表現するイベントがこちら


2019年11月2日(土)
FMAxYMAxYSK Presents ファブリーズトーク&ライブ 
「All You Need is FAB Vol.2 "1962〜1966"」
形式:バンド形式場所:吉祥寺・SCARAB
出演:ファブリーズ4men 女性プラス(Farmers' Market Ave. +ユースムースアヴェニュー+フジタユウスケ)
時間:OP18:00 / ST18:30
価格:前売3,000円 / 当日3,500円(各1ドリンク別)
予約:9/6 12時より以下の専用フォームにて予約開始。当日は受付番号順のご入場となります。
https://tiget.net/events/67431






2019年11月3日(日)
FMAxYMAxYSK Presents ファブリーズトーク&ライブ
「All You Need is FAB Vol.3 "1967〜1970"」
形式:バンド形式場所:吉祥寺・SCARAB出演:ファブリーズ4men 女性プラス(Farmers' Market Ave. +ユースムースアヴェニュー+フジタユウスケ)
時間:OP18:00 / ST18:30
価格:前売3,000円 / 当日3,500円(各1ドリンク別)
予約:9/6 12時より以下の専用フォームにて予約開始。当日は受付番号順のご入場となります。
https://tiget.net/events/67432








お待ちしております!そんなに広い会場ではないので
ご予約はお早めに!なにとぞ!

2019年9月6日金曜日

11月のAll You Need is FAB についての入り口的なやつ

こんにちは。青江です。

さて、本日から予約受付が始まりました
11月に吉祥寺SCARABにて2デイズにわたって開催されますイベント

2019年11月2日(土)
「All You Need is FAB Vol.2 "1962〜1966"」
2019年11月3日(日)
「All You Need is FAB Vol3 "1967〜1970"」

簡単に説明すると、ビートルズのキャリアをざっくり二つに分けた
トリビュート2デイズでございます。

メンバーはわれわれユースムースアヴェニューの青江、近藤
去年このイベントきっかけで仲良くなったFarmers' Market Ave.
そして長年のお友達フジタユウスケ

この3組に共通するルーツがビートルズで
それは様々な形でそれぞれの音楽に反映されてます。

普段はギタリストのユウスケ君がドラム、そして青江がベース
というレアな組み合わせも、回を重ねるごとに段々とバンド感が出てきたような気がします。

まだメンバーとの細かい打ち合わせは後日なのですが
今日はまず入り口として、青江視点で少しビートルズやイベントの事を説明したいと思います。

11月2日がビートルズ前期ベストアルバム通称「赤盤」
11月3日が後期ベストアルバム通称「青盤」
をそれぞれテーマにお送りします。

赤盤のジャケがこれ


 

青盤がこれ



この二枚の画像からわかるように
たった10年弱の活動期間とは思えないくらい
ビートルズは目まぐるしくファッションや顔つき、そして何より
音楽そのものが変化し続けたバンドなのです。

最近はyoutubeでオフィシャルに映像がアップされてる良い時代になりましたので
わかりやすそうなものをチョイスすると

赤盤の時代、つまり初期から中期にかけて
アイドル的なイメージから徐々にアーティストとしての存在感を世界に知らしめていくまでの頃







そして青盤、いわゆる中期から後期にかけて
ライブ活動を封印し、スタジオで実験を重ね
大衆の消費音楽だった(もちろんよい意味で)ロックンロールを後世に残る芸術まで高めた頃








こんな感じですかね。
ルックスの変化がわかりやすいものをチョイスしました(笑)

最後の「Something」のMV、これにはメンバーそれぞれの恋人が出演しているのですが
10代の頃からつるんでいたメンバー4人がそれぞれ大人として自立していく感じを象徴しているような気がします。

ビートルズについて語っていくとキリがない、でおなじみの僕ですので
今回はとりあえずこんなところで、ビートルズの歴史の大きな部分だけを把握して頂ければと思います。

ふまえて、どんなイベントになるかを青江なりに考えてみますと…


11月2日(土)の赤盤の日

ビートルズ自身も現役でバリバリとライブをしている頃の曲が多いので
シンプルに演奏とハーモニーを中心としつつ
あちこちに解説や青江のウンチクが挟み込まれる予感がします。

11月3日(日)の青盤の日

スタジオで綿密に音を重ねられた楽曲が多いので
その再現を試みたり、あえてシンプルに演奏してみたり
あちこちに解説や青江のウンチクが挟み込まれる予感がします。


というわけで、どちらの日も青江のウンチクが挟み込まれます(笑)
これは確実。



やっぱり僕個人としては、イベントを通してよりビートルズを好きになってほしいですね。
この2日間をきっかけに、ビートルズをこれまでとは違った聴き方をするきっかけになったり
逆にまったくのビギナーの方にも、入門編として楽しんでもらったり

それによって、我々3組それぞれの音楽もより深く楽しんでいただけるような気がします。

打ち合わせやリハの事、そしてビートルズの解説はまたこのブログで書いていきますね。


2日間両日はもちろん、興味がある日だけでもかまいません。
皆様のご予約をお待ちしております!




2019年11月2日(土)
FMAxYMAxYSK Presents ファブリーズトーク&ライブ 
「All You Need is FAB Vol.2 "1962〜1966"」
形式:バンド形式場所:吉祥寺・SCARAB
出演:ファブリーズ4men 女性プラス(Farmers' Market Ave. +ユースムースアヴェニュー+フジタユウスケ)
時間:OP18:00 / ST18:30
価格:前売3,000円 / 当日3,500円(各1ドリンク別)
予約:9/6 12時より以下の専用フォームにて予約開始。当日は受付番号順のご入場となります。
https://tiget.net/events/67431






2019年11月3日(日)
FMAxYMAxYSK Presents ファブリーズトーク&ライブ
「All You Need is FAB Vol.3 "1967〜1970"」
形式:バンド形式場所:吉祥寺・SCARAB出演:ファブリーズ4men 女性プラス(Farmers' Market Ave. +ユースムースアヴェニュー+フジタユウスケ)
時間:OP18:00 / ST18:30
価格:前売3,000円 / 当日3,500円(各1ドリンク別)
予約:9/6 12時より以下の専用フォームにて予約開始。当日は受付番号順のご入場となります。
https://tiget.net/events/67432